水子供養の大切な理由
水子供養をするということは、大変大きな理由があります。 水子供養の大切なわけを説明する前に、先ず始めに申し上げておきますが、水子の霊が『たたり』をもたらし、我々の身にわざわいが及ぶということはあり得ません。このことをはっきりとご認識しておいて下さい。
水子供養の大切なわけについて、私の体験に基づいて簡略に申し述べます。
水子供養とは、今まさにこの世に生を受けようとして、悲しくも何らかの理由によりこの世に生まれることが出来なかった霊を、仏法の教えに従って正しく供養し、仏の慈悲心に願いをかけて、水子の霊を【迷いの世界・苦の世界から安楽・浄土の世界へ】と導くためのものであります。この【水子供養】をせず、なおざりにしておくと、この世に生まれられなかった水子の霊は、いつまでたっても【迷い・苦の状態】から抜け出せることが出来なく、永遠に迷い続けなければならないのであります。【死後の世界】とか【仏の世界】の事については、なかなか信じることが出来ず、大変多くの人たちは【死んだらおしまい・死後の世界は実在しない】と勝手に決めつけています。【死後の世界は実在しない】と決めつけてしまう理由は、水子の霊も、死後の世界も、仏の姿も、実は私たちの目で見ることが出来ないからなのです。そしてまた私たちの耳でも、死後の世界の事や仏の声など、一切聞くことが出来ないから【死後の世界のこと】は信じることが出来ないのです。その結果【死んだらおしまい・死後の世界は実在しない】と勝手に決めつけてしまうのす。でもよく考えてみると、この世の中には【見えない・聞こえない】けれども、はっきり実在するものは、非常にたくさんあります。例えば携帯電話の電波をはじめ、空中を飛び交っている無数の電波類、無線類など、私たちの目では絶対に見ることは出来ないし、またこの耳で電波の音を聞くことは出来ません。しかしながら、私たちはそれらの実在を信じているのであります。なぜ信じられるのかといえば、携帯電話をかければ相手と話が出来るし、テレビのスイッチを入れれば電波が届いていることが理解出来るのです。このように、実は【体験】することによって、見えないもの・聞こえないものの実在がしんじられるのです。死後の世界も、仏の世界も、実は【体験】することによって、その実在が信じられるようになるのです。私たちが信じる・信じないにかかわらず、死後の世界は歴然と実在するものであります。だからこそ水子の霊は、決しておざなりにしておいてはならないのです。正しく仏法の教える方法に従い、水子供養をしなければ、水子の霊はいつまでも苦の世界・迷いの世界を抜け出せないのであります。
近江・善光寺住職 |
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